「超加工食品」とは、工業的に多段階で加工され、香料・保存料・乳化剤などの添加物を含む食品のこと。ポテトチップス、クッキー、エナジードリンク、ソーセージ、インスタントラーメンなどが該当します。
最近の日本の研究では、平均BMI27.4の男性9名を対象に、以下の2種類の食事を1週間ずつ比較しました。
- 超加工食品中心の食事(99.1%)
- 非加工食品の食事(0%)
どちらも「食べたいだけ食べてOK」という条件でした。
その結果、超加工食品を食べた週は:
- 平均 814kcal多く摂取
- 咀嚼回数が減少
- 体重が平均1.1kg増加
これは、1ヶ月続けると約4.4kgの増加に相当します。
なぜ太るのか?
- 噛まずに食べられるため食べすぎやすい 咀嚼が少ないと満腹感を得にくく、消化吸収にも影響が出ます。
- 高脂肪・高糖質・高塩分で食欲が刺激される 脳の報酬系を刺激し、「もっと食べたい」という欲求を生み出します。
全ての超加工食品が悪いわけではない
- 体重増加と関連が強い超加工食品 砂糖入り飲料、ポテチ、加工肉など
- 比較的リスクが低い超加工食品 ダイエットソーダ、全粒粉パン、大豆ミートなど
結論:
超加工食品を完全に避ける必要はありませんが、「高脂肪・高糖質・高塩分」の食品を減らすことで、体重管理がしやすくなる可能性が高いです。特にソーダやポテチは控えるのが効果的です。
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